コシアブラとタラの芽の食べ方と魅力!信州・諏訪地域の田舎暮らしで楽しむ5月の旬🍃♪
先日、「コシアブラ」と「タラの芽」をいただきました。どちらもほんのひとときしか味わえない山のごちそうで、自然が身近にある暮らしの中だからこそ出会える旬の味。今回はその山菜を使って、天ぷらと信州そばでおいしくいただいた様子を、皆さんにもお伝えしたいと思います。
山菜のこと、下処理の方法、調理のポイント、そして信州ならではの食べ方まで。
少しでも「こんな風に自然とともに暮らす日々も素敵だな」なんて思っていただけたら嬉しいです😊
季節を感じる山菜「コシアブラ」と「タラの芽」ってどんな食材?
山菜というと、「クセがあり苦みが強い」「調理がむずかしそう」と思われがちですが、実はとってもおいしくて、手軽に楽しめる食材なんです。
◯ コシアブラ
コシアブラは、「山菜の女王」とも呼ばれている山菜。細長い葉が手を広げたような形をしています。ほんのり苦味がありつつも、クセが少なく、香りが豊かなのが特徴です。口に入れた瞬間に、ふわっと山の香りが広がります。例えるならば、セリや三つ葉のような香気に、ほんのりナッツのようなコクがある感じです。
- コシアブラ
- コシアブラの葉
◯ タラの芽
タラの芽は「山菜の王様」とも呼ばれ、天ぷらにすると特に美味しい山菜です。クセが少なく、やさしい苦みとふんわりとした食感が特徴で、山菜初心者の方にもおすすめです♪
味のイメージとしては、アスパラガスやブロッコリーの芯に少し似ていて、ほんのり甘みとコクがあります。 噛むごとにほろ苦さと一緒に、まるでバターで軽く炒めた野菜のような、まろやかな風味が広がります。
- タラの芽
山菜の下処理は「やさしさ」がポイント
山菜をおいしく楽しむためには、ちょっとした下ごしらえが大切です。でも、むずかしいことはありません。
新鮮な山菜の香りや食感を活かすために、やさしく、丁寧に扱ってあげることがポイントです。
コシアブラの下処理
1.葉を1枚ずつチェックする
収穫したてのものは、汚れがついていることがあります。一枚ずつ手に取り、葉の裏表を確認してから洗うと安心です。
2.茎やハカマ(がくのような部分)が固ければカット
太くて筋っぽい茎は、1〜2cmほど切り落とします。まだ若くてやわらかいものなら、そのまま使えます。ハカマが少し固く感じられる場合は手で優しく取ります。(気にならない方はそのままで大丈夫です。
3.やさしく洗う
香りが飛びやすいため、こすり洗いは避けてください。ボウルに水を張り、サッとひと泳ぎさせるように洗いましょう。汚れが気になる場合は、流水で手のひらにのせてそっと撫で洗いする程度でOKです。
タラの芽の下処理
1.トゲやハカマを取り除く
タラの芽の外側には、まれにトゲがある場合があります(品種によってはありません)。気になる場合は、軍手や厚手のビニール手袋を使って、 先端にある小さな葉の下についているハカマ(がくのような部分)を手で優しくむしり取ります。
2.根元の硬い部分を切る
軸の根元が乾燥していたり、固くなっている場合は、包丁で1〜2cmほど切り落とします。
3.水で軽く洗う
ボウルに水を張って、やさしくふるうように洗い、細かいゴミやほこりを落とします。※長く水に浸けすぎると風味が落ちてしまうので、洗ったらすぐに水を切るのがベストです。
天ぷらって難しそう?実は簡単、揚げ焼きでOK♪
「天ぷら」と聞くとちょっとハードルが高く感じるかもしれません。でも今回は市販のてんぷら粉を使って、少量の油で揚げ焼き風に仕上げました。
【コシアブラの天ぷら】
1.衣を作る
○市販のてんぷら粉を使う場合、パッケージに記載された水の量を参考にして、衣を作ります。
○目安として、水を加えたら、トロトロではなく、少しドロっとした状態が理想。
○少しだまが残っていてもOKです。サクサク感を引き出します。
2.衣をつける
○コシアブラの葉を衣にサッとくぐらせます。
○ゆっくりとコシアブラを持ち上げ、衣をしっかり絡ませてください。
○衣の厚さは薄めで、たっぷりつけすぎないように注意しましょう。衣が重すぎるとサクサク感が出ません。
3.揚げる
○フライパンに油を入れ、中火で温めます。
○衣を少し落としてみて、すぐに泡が立つくらいの温度がベストです。
○コシアブラをフライパンに入れたら、1分〜1分半程度、こんがりときつね色になるまで揚げます。
○焦げないように、時々裏返してください。揚げ過ぎないように気をつけましょう。
【タラの芽の天ぷら】
1.茎に十字を入れる
タラの芽の茎の部分は少し固いので、根元に十字に切り込みを入れることで、火の通りが均等になり、茎部分も柔らかく仕上がります。
十字の切り込みは1〜2cm程度。切り過ぎないように注意。
2.衣をつける
タラの芽の茎部分にも、軽く衣をつけます。
茎部分にも均等に衣をつけるようにし、葉の部分はサッと衣をくぐらせるだけ。
葉の先が破れやすいので、衣は薄めにするのがコツです。
3.揚げる
先ほどと同じように、フライパンに少量の油を入れて温めます。
十字を入れたタラの芽を入れて、1分~1分半程度、焦げないように揚げます。
タラの芽は、茎の部分が柔らかくなるまで揚げることを意識してください。
揚げ終わったら、油をしっかり切ってからお皿に盛り付けます。
衣はカリッと、中はふんわり。山菜の風味をしっかり感じられます。後片付けもラクなので、平日の夕飯にもぴったりです。
信州そばとの相性がぴったり!旬のごちそうプレート
今回の天ぷらは、冷たい信州そばと一緒にいただきました。このシンプルな組み合わせが、実に贅沢で美味しいんです。
コシアブラの香りが、そばの風味と調和し、ひと口食べるごとに山の恵みを感じます。コシアブラはその名の通り、山の香りが広がる味わいで、そばとの相性がぴったり。
特に、信州の清らかな水で作られた冷たい信州そばの風味と重なることで、より一層その香りが引き立ちます。まるで自然の中で食べているような、心地よい味わいです。
一方、タラの芽の天ぷらは、噛むほどにじわっとくる旬の苦味が特徴。そのほろ苦さが、そばつゆの甘みと見事にマッチして、まさに春~初夏の味わい。
タラの芽の甘さと、そばつゆの深いコクが口の中で融合する瞬間に幸せを感じます。
こうした味のバランスが、信州でしか味わえない贅沢だと、つくづく感じました。
信州・諏訪地域ならではの楽しみ。自然とともに暮らす日々
信州、そして諏訪地域でも、春~初夏になると山菜が。秋にはきのこが。
四季を通じて、自然の恵みがすぐそばにある暮らしがあります。
こうした旬の食材を気軽に味わえるのは、田舎暮らしならではの魅力だと感じています。ご近所さんからおすそ分けしてもらったり、近くの山で採れた”採れたて”の山菜が並ぶ直売所をのぞいてみたり。
「今日の夕飯、どうしようかな」と考えるときに、自然がヒントをくれるのが、この地域のいいところです。
サービスエリアや直売所でも購入できます♪|信州に来たらぜひ山菜を!
「山菜って採りに行かないと手に入らないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
でも実は、信州のサービスエリアや直売所、地元のスーパーや道の駅などで気軽に購入できます。
観光で訪れた際にも、ぜひチェックしてみてください。調理方法も比較的簡単ですし、おうちで旬の味を楽しめますよ♪
おわりに|自然を感じる暮らしを、信州で
信州・諏訪地域では、春になると山菜が、秋にはきのこが…と、自然からの贈り物が暮らしの中に溶け込んでいます。
四季折々の自然の恵みを感じながら暮らすことができるのは、田舎暮らしならではの魅力だと感じています。
日々の生活の中で、自然とのつながりを感じ、旬の食材を手に入れ、手作りの料理を囲む。こんな当たり前のことが、実はとても贅沢で幸せなことだと改めて実感しています。
私たちサンケイ不動産では、物件をご紹介することに加えて、「その土地での暮らし」を大切に考えています。
物件選びだけではなく、実際にその土地でどのような生活ができるのか、自然と共に暮らすことで、心が穏やかになると感じていただけるような暮らし方をブログで発信しています。
信州・諏訪地域の自然に囲まれて過ごす日々の中で、「自然とともにある暮らしって、心が穏やかになるなぁ」と感じています。
もし、「信州・諏訪地域の自然に触れながら暮らしたい」「諏訪地域を移住先の候補として考えている」という方がいらっしゃいましたらぜひお気軽にご相談ください。
また、私たちサンケイ不動産では、長野県茅野市を拠点に、諏訪地域の自然や田舎暮らし物件、土地の紹介、移住相談など様々な情報をブログで発信しています。
信州の魅力をもっと知りたい方は、ぜひ他の記事もご覧いただき、移住や暮らしについての参考にしてみてください。
(最近更新した記事や関連ブログのリンクを以下に掲載していますので、そちらもチェックしてみてくださいね)
当ブログでは、他の山菜やきのこの食べ方についても今後紹介していく予定ですので、楽しみにしていてください♪
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事を書いたスタッフ
maa|営業
主に賃貸業務・事務を担当しております。お客様1人ひとりに対し懇切丁寧な対応を心がけると共に、日々向上心をもって業務に取り組むことを大切にしています。私は県内の出身ですが、就職を機に諏訪に住み始め、今年で4年目になりました。諏訪地域の美しい自然や風景が好きで、休日はよく写真を撮りに出かけています。おすすめスポットや自然に触れて感じたこと、日常の出来事や物件の最新情報まで幅広くブログに綴っていきますので是非ご覧ください。